「夫婦のさしすせそ」で相手を褒める
結婚して10年。子どももできて子育て真っ最中。
旦那さんも奥様もだんだん忙しくなってくる中、夫婦仲は結婚したときよりどう変化しているでしょうか。
少しずつ考え方のずれがわかるようになったとか、
特に何か問題があるとかではないけど、ぎくしゃくしてきた、かみ合わなくなった、とか。
なんだかいつも自分の努力が報われていないようなモヤモヤ感があったりとか。
先日、ある女性からこんな話を聞きました。
「今まで旦那をほめるって、あまりしたことがなかったのよ」
とてもエレガントな方で、そんな風には見えないのですが;;
褒める言葉を使うようになったら、ちょっと関係がよくなった、お互いの距離が近くなった、というでした。
「『夫婦のさしすせそ』ってのがあって、それを意識しながら褒めるのがコツよ」
それって「料理のさしすせそ」のような夫婦のサクセスレシピみたいなものなのか? と聞いてみると、
『夫婦のさしすせそ』とは
さ:さすが~
し:知らなかった~
す:すごいね~
せ:センスいい!
そ:そうなんだ~
ということでした。
なるほど。
確かに知り合った当初は、こういう言葉も多用していた気がするけど、今はほとんど使わなくなったなぁ、と気づかされました。
しかも、友人や職場の同僚にも使ったりもする。
つまり、当たり前のことを当たり前のようにやらなくなったんだなぁとちょっと反省しました。
ただ、『せ』はどうかなと。僕は妻に「センスいい!」っていきなり言われたら、なにか買ってほしいものがあるのか?と疑いたくなってしまいますが;;
ネットで調べてみると、いろんなバージョンがあるようです。
『し』は「信じてる!」、『す』は「ステキ」とか。『せ』は「セクシ~」とかもある模様(笑)
とにかく、この『夫婦のさしすせそ』、効果を発揮しているようです。
人には愛を感じる5つのツボ、があるという。
この話を聞いて思い浮かんだのが、人には愛を感じる5つのツボがあるという話。確か「ほめること」、「共感してあげること」・・とかだったような。
ネットでググってみると、その原点が出てきました。
アメリカの結婚相談カウンセラー ゲーリー・チャップマン著作の世界で400万部を超えたという「愛を伝える5つの方法」という本。
その5つの方法とは、平たく言うと
だそうです。
「褒める」ことは「肯定的な言葉」にあたりますね。
この本では、方法を言語と呼んでおり、愛を伝える言語は5つあって、人それぞれ違う、言語が違えば愛は伝わらないので、相手の言語を見つけることが大事、と書かれています。
男女間の言語といえば、「男は火星から、女は金星からやってきた」という心理学博士ジョン・グレイによる『ベスト・パートナーになるために』という本も名著。
こちらは、火星人(男)と金星人(女)はもともと言語が違うのだから、うまくいくはずがない、から始まってどうやって相手の言語を理解するか、を示してくれる本です。
褒めるにしても、相手を理解したうえでの褒め方、相手のツボを押さえた褒め方でないと伝わらないってことですね。うわべだけの言葉ではなくて、心のこもった言葉が大切なのだと思います。
言葉だけでなく態度や行動も
ということで、『夫婦のさしすせそ』は、相手のことを思って心を込めて、効果を発揮するものだと思います。
また、言葉のほかにも「共感」とか「奉仕」とか愛を感じるツボが人にはあります。このサイトの目的である『旦那に家事をすすめる』は、奥さまへの「奉仕・共感」にあたるってところでしょうか。言葉だけでなく態度や行動によってもトライして、夫婦の絆を深めてみてはいかがでしょうか?