簿記検定でおすすめの電卓を検索すると、たいてい実務電卓カシオ JS-20DTとかDS-20WKとかがおすすめされますが、価格が7000円台。
会計や経理の仕事を専門にされている方にはいいかもしれませんが、簿記の勉強をはじめたばかりのビギナーにはちょっと高くて手が出ないですよね。
12桁で2000円台の電卓を探し、カシオのJF-120GTを購入してみましたのでそのレビューです。
おすすめ電卓 カシオJF-120GT 価格2,200円
外観はこんな感じです。

下図のようにほぼすべての機能に〇が付いています。他の上位機種も似たようなもののようですが・・特に画面がチルトすること、早打ち機能(キーロールオーバー)があることを必須としました。

電卓選びは、カシオ派とシャープ派に分かれるようですが、私がカシオを選んだ理由は、
- なんとなく質実剛健そう
- テンキーが中央にあったほうが早く打てそう
です。また、このJF-120GTはキー配置が上位機種とほぼ同じで、かつ値段が安いということもこの機種を選んだ理由です。
便利な機能
私はバリバリの理系なので関数電卓しか使ったことがありませんでしたが、一般電卓もいろいろと便利な機能があるんだなと思いました。
GT機能
なかでもこのGT(グランドトータル)機能はすぐれもの。
=を押した後の数値をメモリーして加算してくれるのです。
5×6=
2×8=
4=
と押して、GTボタンを押すと、5×6+2×8+4=50を表示してくれます。
これは試算表の問題で合計をチェックするのにすごく便利です。
問題文を読んで仕訳した後、勘定科目ごとに足し算をしていきますが
現金や当座預金など総合計がGTを使うとすぐ表示されます。
これで3~4分ほど解く時間が短くなりました。
例)
現金: 7,500+2,400+33,900= 表示:43,800
当座預金:19,500+60,750+48,000= 表示:128,250
GT押す 表示:172,050
メモリ機能
M+とかM-とかのボタンですが、私が子どもの頃=40年位前から、電卓にこのボタンが付いていますがよく使い方がわからなかった・・・こう使います。
80×9 [M+]
50×6 [M-]
20×3 [M+]
[MR]
と押せば、80×9-50×6+20×3=480 が表示されます。
(知っている人にとっては当たり前の機能だと思いますが、私の周りの理系の人もあまりよく知らないようです)
なおこの機能、簿記やっている人のなかでは使わない人も結構いるとか。GT機能を使わず選択的に累計計算をしたい場合は使えるかも。
パーセンテージ計算
200の5%は?
100の5%増しは?
500の20%引きは?
という仕組みになっています。
簿記では、減価償却費や貸倒引当金の算出で使うかも。
またこんな計算もできるようです。
12は10の何%アップか?
利益率を売価の25%とした場合、原価120円の商品の売価は?
ちょっと私には使いこなせるとは思えませんが・・・
他にも時間計算機能や税金計算機能があります。
簿記検定の勉強ではあまり使う機会がないと思いますが、時間計算はエクセルとかで計算することが多く、電卓で手早くできるのはいいかも。
早打ちのポイント
私の場合、簿記の問題を解くときにはなるべく早く解くために、右手はペンを持ち、左手は電卓をたたくようにしています。
左手で電卓を打つ場合の指のポジションは下の写真となっています。(参考:カシオHP)
ただ、ACボタンが0の近くにあるので、たまに小指が押し間違えて、計算がパ~になることがあります(笑)

まとめ
いかがでしたでしょうか。
10桁だと1000円切っているものもありますが、12桁だと2000円程度が最安だと思います。なかでも今回ご紹介したものは上位機種と似ていますし、初心者であれば十分だと思います。
ご参考になれば幸いです(^^)