独学で勉強するか、お金を払ってスクールに入るか。悩みますよね。
私自身、簿記3級・2級を独学で合格した身ですから、独学を薦めたい立場です。(そもそもこのサイトは独学を応援するサイトです)
が、いろんな方々の意見を見たり聞いたりしているうちに、以下の結論に至りました。
効率よく資格合格したいなら、間違いなくスクールを選ぶべし
まあ当たり前といえば当たり前なのですが、この記事ではその理由を考察します。
目次
独学かスクールか。どちらを選択したらよいか
独学のメリット・デメリット
まず独学する上でのメリット・デメリットを整理します。
メリット
- お金がかからない
- 自分のペースで勉強できる
- 独学で合格できれば自信が付く(自慢もできる?)
やはり、『お金がかからない』というのが独学を選択する方の一番大きな理由ですよね。
『自分のペースで勉強できる』というのも独学の大きなメリットです。好きな時に好きなだけ勉強できる、何物にも縛られないという自由。最高です。
最後のはおまけみたいなものですが、案外大事だったりします。誰に頼ることなく目標を達成できたという自信、成功体験は今後生きていくうえで大きな糧になることでしょう。
デメリット
- 時間がかかる
- 勉強のペースがわからない
- 分からないところがすぐに質問できない
- テキストにはない細かなノウハウが入手できない
- 不安がつきまとう(勉強の方向性や理解度などこれでいいのか)
なにげなく独学で簿記の勉強を始めようと思っている方の多くは、このデメリットの大きさに気づいていないと思います。
現在私は簿記1級を独学で挑戦中ですが、このデメリットを非常に強く感じています。
つまり独学は効率が悪いのです。
独学で始めたものの途中で諦めたり、スクールに入りなおしたりする人も結構いるようです。
独学を目指す人は、このデメリットによく注意したほうがいいです。
資格の難しさ
当然ながら、独学かスクールか判断する上では『資格の難しさ』も重要なファクターです。
簿記検定の合格率は、ざっくりいうと
- 簿記3級:40%前後
- 簿記2級:20%前後
- 簿記1級:10%程度
です。
また「難しさ=必要な勉強時間」とすると、私の場合の勉強時間は
- 簿記3級:150h
- 簿記2級:330h
- (簿記1級:700h程度を見込む)
です。
資格の難しさを一言でいえば、3級:さほど難しくない、2級:かなり難しい、1級:超難しい となるでしょうか。
難易度だけで考えれば、3級は独学で十分いけます。2級は工業簿記や連結会計が難しいので独学はそこそこ大変です。(1級の独学はかなり無謀のような気がします)
資格をとる目的
独学かスクールかの選択は、これを一番の判断材料にしてください。
あなたが資格を取得する目的は?
例えば、就職や転職のために早いうちに資格を取りたい方。
なるべく早く、なるべく効率的に最短・最速で資格取得までゴールすることが求められます。従ってスクールを選択したほうがいいです。テキストや模擬問題など学習材料が豊富ですし、わからないことがあればすぐ聞ける環境です。
また、社会人で仕事が忙しくなかなか勉強時間を確保できないという方。
効率的な勉強が必要になります。時間は最大限効率よく使わなくてはいけません。なので、スクール選択がよいでしょう。学習計画を自分で考える必要はないですし学習材料を選択する時間も省けます。必要な講座を必要な分受けるだけです。
一方、経理の仕事をしながら理解を深めたい、お金の勉強のために資格をとりたい、など期間の制約がない方又はゆっくり時間をかけられる方。お金をかけず自分なりに理解を深められる独学があっていると思います。
結論:独学かスクールかの選択基準
ということで結論です。
- 転職や再就職のために早いうちに資格を取得したい人 ⇒ 最速最短でゴールに到達するため迷うことなくスクールを選択。
- 社会人で忙しく勉強時間があまりない人 ⇒ 時間を効率よく使うため、スクールを選んだ方がよい。
- 勉強時間が確保できて、自分で考えたり調べたりできる人 ⇒ 独学がよい
簿記3級・2級のおすすめのスクール
最後におすすめのスクールを紹介します。
3級なら2万円程度から受講できますので、独学とも検討しつつがよいかなと思います。