簿記

【簿記3級】満点合格者が教える一発合格するための勉強法

投稿日:2021年3月21日

簿記のことなど全く知らない50歳のオジサンが、4か月で100点合格を果たした勉強方法をお伝えします。

日商簿記検定第157回(21年2月28日)は従来方式(出題数5問、試験2時間)による最後の試験となりました。次回からは内容や試験方式が変更となりネットでも受験できるようになりますが、私がやってきた勉強方法は参考になると思います。

ここでお伝えする勉強方法は、特にマジックでもなくひたすらコツコツと行うものです。試験に合格さえすればいい、というのではなく簿記2級など上級資格を目指す方やお金に詳しくなりたいと思っている方に読んでいただければ幸いです(^^)

 

簿記3級の勉強方法

勉強時間の目安

簿記3級に挑戦しようとする人は誰でも、勉強時間はどれくらいかかるんだろう?と気になると思います。私自身も大学受験以来30年ぶりの受験勉強ということで、試行錯誤しながらやってきましたが、私自身の勉強時間実績は

  • テキスト学習(11月):16日間、約40時間
  • 問題集(12月~1月初旬):24日間、約70時間
  • 過去問12回分(1月初旬~2月下旬):24日間 約50時間

でした。簿記3級の勉強時間は70~100時間とよく言われるようですが、私は160時間ほどかかったことになります(;^^)

勉強のペースは、11月~1月初旬で40日勉強ですから、平均2日に1回の計算になります。仕事がまあまあ忙しいこともあり、実際は土日両方勉強し、平日は週に1、2回というのが実情でした。いかに時間をつくるかが課題ですね。

勉強期間は3か月あればよいと思います私の場合は4か月でしたが、1月中旬には過去問を終えていました。自分としてはピークを迎えている感じがして早く試験を受けたい!と思っていました。2月末の試験までレベルを維持するのが少し大変だったので、長すぎる期間設定はおすすめしません。勉強期間は3か月に設定してその中でやり切るようにしましょう。

 

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計画を立てる

 

最初に計画を立てることがとても大事です。

11月に勉強を始めたときに私が立てた計画は、テキスト1か月、問題集1か月、過去問1か月、でした。試験まで4か月でしたので、最後の1か月はマージンとしてとっておきました。

計画は都度修正してかまわないと思います。12月はほぼ半月仕事で忙殺され全く勉強できなかったため、正月明けまでに問題集を完了させようと計画修正して正月は猛勉強しました。最初の計画がなければ、いつものように寝正月を過ごしていたでしょう。

仕事やさまざまな事情などご自分の状況を踏まえた上で、テキスト、問題集、過去問の時間配分と期限を決めて計画しましょう。

このとき注意したいのが「1週間でテキスト完了させる!」とかあまりにも高いムリな目標は立てないようにするのは当然ですが、ラクな期限設定にもしないように注意してください。

目標は「ちょっと難しそう」くらいに設定しましょう最初に楽だなと思うと努力を怠りがちになります。簡単なゲームがつまらなく感じるように、楽な目標設定はやる気を出させないのです。「ちょい難」くらいが一番実現率が高いですし実現したときの達成感もひとしおです。

 

目標を公表する、パブリックコミットメント

計画を決めたらそれを書いて公表しましょう。

公表といっても大げさなものではなく、家族とか友達に「いつまでに私はやるぞ!」「1か月以内にテキスト終えるぞ!」と宣言する、そんな程度でいいんです。

これは心理学用語でパブリック・コミットメントといい、周囲に宣言することで目標が実現する可能性が高まると言われています。

ここでツイッターが役立ちます。自分の目標・計画をツイートするのです。否が応でもやらざるを得なくなります(笑)。ツイッターなら励まし、応援してくれる方が必ずいますので本当におすすめです。

これは2級商業簿記の勉強開始時のわたしのパブリックコミットメントです(笑)

 

また、計画は紙に書いて目の付くところに貼っておくのも効果的です。勉強机の付近の壁とかに貼りましょう。トイレに貼ると効果抜群とも聞きます(笑) 毎日計画や目標を目にすることで、無意識層に刷り込まれ意識しなくても目標達成に向けた行動がしやすくなるそうです。

実際、私も机の前に貼っています。毎日見てたらそりゃ意識高まるので、見ないより見たほうがいいに決まってます。このように紙に書いて貼るという小さな行為でも効果は大きいのでやってみてください。

 

テキスト学習

テキストは文字少なめ、イラスト多めの日商簿記3級光速マスタ―NEOで学習をしました(詳細はこちらの記事)。どのテキストも洗練されているので、説明もわかりやすく、割とスラスラと頭に入っていくと思います。

 

が、読むだけでは全然頭の中には定着しません。

 

簿記って普通の学問と全然違いますよね。もともと簿記をかじった人とかは別でしょうが、理解できたように感じても、記憶に残らなかったり問題を解けるほどの理解力はすぐにはつかないと思います。(特に私のように年齢行っている人には)。

なので、ノートに書き込み手や体で納得していくことが大切です。

 

✅テキスト学習時のポイント:

  • とにかく仕訳をノートに書く(手に覚えさせる)
  • 例題を解くときは、問題文もノートに書く(会計用語に慣れる)。
  • 表や図も面倒がらず書く。
  • 例題はまず解答をみないで解く。解けなければ解答を見てから例題をもう1回解く。

 

例題の問題文も書くので時間はかかりますが、簿記特有の言語というか言い回しにはこれですんなりと慣れることができます。

恥ずかしながら、簿記3級の勉強を始めたばかりのときのノート。問題文も書いていた。

問題集による学習のポイント

問題集はテキストと同じシリーズの光速マスタ―NEO問題集を使用しました。基本31問、応用31問から構成されており、基本といえど本番テストの8割くらい?の難しさ。応用は問題によっては本番テストより難しい。この問題集をやっつけるのが一番大変でした。

問題集を完全制覇して合格レベル以上のレベルに到達することを目標としましょう。過去問は試験フォーマットへ慣れるためのものとして考えましょう。

よって問題集は過去問と同レベルかそれ以上の問題が掲載されているものを選ぶのがよいです。また私が選んだ問題集のように基本と応用に分かれていると効果的な使い分けができてよいです。

 

基本問題による学習

いざ問題を解き始めてみると、基本問題ですら数日前にテキストで理解したとばかり思っていたのに解けない、ほとんどの人はこういう状況に陥るのではないでしょうか。

そんなときは焦らないでください。それがふつうです!問題集は完全理解するまで何回も解きます。わからないところはテキストや答え(解説)を見ながら解いていいんです。何回か実施しているうちに頭に浸透してきます。

 

✅問題集(基本)の学習ポイント:

  • 問題が解けなくとも最初はテキストや解説を見ながらでOK
  • 自力で解けなかった問題は2~3日後に再度実施する。自力で解ければOK。自力で解けなければ再度テキスト・答えを見ながら解き、また2~3日後に解く。要は自力で解けるまで実施する。

 

ひたすらこの繰り返しです(笑)

2~3日後に解けなかった問題に再トライする理由は記憶への定着力が最も高まるからです。

特に私の場合50歳を過ぎていて記憶力も低下しているため、自力で解いた問題でも復習の目的で2日後に再実施していました。なので、70時間もかかったわけです(笑) でもおかげでこんな年でも合格できた。2日後の復習の効果は絶大だと思います。

 

応用問題こそ時間をかけよう 

 合格のLEC 光速マスタ―NEO問題集の応用問題は実戦と同等かそれ以上の難易度だと思います。なので、この応用問題にこそ時間をかけマスターしましょう!それが合格のカギです。 

 


日商簿記3級 光速マスターNEO 問題集 〈第5版〉 光速マスターシリーズ

 

基本問題のときと同様、最初はテキスト見ながらでOK、最終的には自力で解けるようにすることを目指しますが、応用問題で異なるのは以下のポイントです。

✅応用問題はこう学習する:

  • 解答にかかった時間は記録する。
  • 解答の解説部分にはコツやノウハウが書かれているので、解説は解答があっていたとしても隅から隅まで読み込む。
  • 間違った箇所はなぜ間違ったかを考え、間違いノートに記入する。
  • 電卓のブラインドタッチを覚え試算表は30分以内で解けるようにする。

理解もさることながら要領よく速く解くことが重要になってきます。試算表を解くことができても1時間かかっては試験に合格できません。自分なりの方法で解いても時間がかかってはダメなのです。コツやノウハウを学んで速く正確に解けるようになるのが大事です。

減価償却とか決算整理とか間違いやすくひっかけも出る応用問題ですが、完全に満点とれるようになるまで私は大変時間がかかりました。4回やってようやく正解できた問題もあります(;^ω^) 

何回も問題を解いたおかげで試算表や決算整理などが理解できるようになりました。テキスト読んだだけでは決算整理や損益振替などは問題をこなさないとピンとこないのではと思いますので、応用問題で十分に練習しましょう。

残高試算表の問題。借方貸方の数字が合わず50分も苦戦した上に間違いだらけ。解答用紙はPDF印刷より本をコピーした方がインク量が少なくて済む。でノートに貼り付け。
4回目には、20分で完全解答!!!電卓のブラインドタッチ練習により打ち込みミスも減ってきたころ。

間違いノート

応用問題はレベルが高いので、理解が十分でないところは繰り返し間違ったりします。また、ひっかけ問題にひっかかり間違うことも多いです。そんなときは“間違いノート”を作るとよいです。

間違いノート=自己分析。この自己分析能力こそが重要です。

基本問題をクリアしているあなたは基本は理解できている。ではなぜ問題を間違ったか?そこを分析して理由を間違いノートに記していきましょう。

例えば売掛金の借方貸方を間違えやすい、とか費用の繰り延べ処理の理解が十分でないとか、自分はこういう場合に計算ミスしやすいなど、自分のミスを分析し対策を考えます。

ノートといっても別冊にする必要はなくメモとしてノートに目立つように書いてもいいでしょう。間違いノートは毎日頻繁に見るようにして頭に刷り込みます。間違いノートをうまく活用すれば必ず弱点を克服できるようになるでしょう。

過去問の活用

過去問は理解レベルを上げるというより、試験フォーマットに慣れることが目的です。つまり、

 

本番をシミュレーションして行う

 

ことが最も重要です。

過去問をやるときは、本番と同じように2時間確保して、シャープペンや消しゴム、問題用紙、解答用紙を用意して行いましょう。全問解き終わったら残りの時間で見直しを必ず行いましょう。

問題・解答用紙、電卓はどこに置くと一番効率がよいか、問題を解きながら重要語句へのマーキング、下書きはどこに書き込むようにするか、などリハーサルになります。緊張感をもって解きましょう。

ちなみに私は12回分の過去問のうち初見ですべて合格点以上、100点も3回ほど取りました。応用問題で鍛えたおかげです。またどの回も75分ほどで完了。残りの時間は見直しにあてましたが、間違いがたいてい1、2個は見つかります。

見直しで合格か不合格かわかれるかもしれません。見直し作業についても過去問で要領をつかみましょう。(実際、試験では見直し作業で1つ間違いを発見した。修正できたおかげで満点を取れた)

 

困ったときはネット検索、youtube動画

テキスト購入せずネット情報やYoutubeだけで学習している人もいるくらい、最近投稿されている内容は秀逸です。

テキストの内容がわからないときは、ネット、youtubeをためらわず見ましょう。

  • 簿記関連サイト

簿記ナビ https://www.boki-navi.com/

いぬぼき https://inuboki.com/

  • Youtube

【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆきhttps://www.youtube.com/channel/UCGDec349YIziUytZzc3d7Yg

 

略語は時間短縮に必須

仕訳の際に毎回「現金」とか「買掛金」とかの勘定科目を書くのって面倒くさいし時間かかりますよね? 仕訳のときにこの勘定科目を書く時間が積もり積もると結構な時間になり、試算表や決算整理等の問題を短時間で解く際の障害になります。なので、自分なりの略語を作ってしまいましょう。

とはいえあまりオリジナリティを出すのも考えもの。簿記をやっている人はみな同じことを考えているので世の中共通の略語があります。下記サイトを参考にしてみてください。

簿記ナビ【勘定科目の省略パターン一覧表】

また、「560,000」や「10,000,000」などの数字は、「000」を「―」に置き換えて、「560,―」とか「10,―,―」とか略したりします。これも便利ですよ。

 

簿記3級は簿記の基本、覚えるのではなく理解しよう

第157回の日商簿記3級検定は、合格率が従来の40%前後に対して70%となり、比較的易しめの出題内容だったと思いますが、ノーミスで満点とるのは大変です。

合格するのはもちろん大事ですが、理解して進むことが重要だと思いますし、簿記2級やビジネス会計など更なる資格を目指す方、お金に詳しくなりたい方はぜひここで示した勉強方法を参考に簿記3級に挑戦してください。健闘を祈ります!

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